証言

2005年4月29日 わたし
 
 
 
 
 
 
 
その蝶々の羽は いままで見たことのない色でした
けれど どこか懐かしさをも感じさせました
こんな色の羽をもつ生き物がいるんだ
こういう色を表すことが出来るものがいるんだ
そう思いました
 
その美しさを自覚していないように思える蝶々に
それを教えてあげる役目を担いたかったんです
 
だけど 今では
私も その真の美しさを理解できてはいない
美しさの裏にひそむものも把握していない
そう思うことしか出来ないのです
 
それにその美しさはきっと
私だけでなく他の花たちにも 当然美しく感じられるのでしょう
他の花たちにも 彼に美しさを教えられるものがいるでしょう
私はそれにも気づけていませんでした
彼の魅力も 自分の度量も きっと少ししか分かっていません
 
彼がどんな風に 空を舞うのか
それさえも はっきりと思い出すことは出来なくなってきています
 
今 分かるのは
私はその蝶々のことが すごく好きだったということ
今でもすごく好きだということ
とてつもなく魅かれていたということ
今でも魅かれているということです
 
それだけです

花畑

2005年4月29日 わたし
わたしは
だだっ広い花畑のはしっこで
影の中 ひっそり咲いている
 
他の花はどれも綺麗で 輝かしくて
いつも 彼女たちと 彼女たちに群がる蝶々を見てた
 
ある日 わたしのところにも 蝶々が来てくれた
毎日がすごく楽しくて 次に会えるのが楽しみだった
わたしも 綺麗になれるんだって そう思った
 
わたしが綺麗になるまで
ずっと そばにいてくれるって信じてしまった
 
この花畑はとてつもなく広くて
たくさんの綺麗な花が咲いていて
わたしの周りには影があって
蝶々には羽があって
わたしにはそれがなくて
更には根っこに縛られているのにね
 
なぜか 信じこんでしまったんだ
それで 今も待ってしまうんだ
記憶の中とおんなじ色の羽が わたしの上で舞うのを

ここにいるよ

2005年4月28日 わたし
誰かに抱きつきたくてしょうがなくなることが、よくある。
男じゃなくてもいい。きっと女でも大きいぬいぐるみでもいい。
あったかいものに、しがみつきたい。
それで、もしできることなら、抱きしめ返してほしい。
 
「ここにいるよ」って言って安心させてほしい。
「ここにいるよ」って言わせてほしい。
 
そうでもしないと、「存在」が、分からない。
 
今、ここにいること。その意味は?定義は?
あなたは、今、そこにいるの?どこにいるの?
私は、ここにいる?「いる」って言える状態なんだろうか。

お願い

2005年4月28日
 
リセットするのは、やめて。
 
新しく始めてもいいから。
 
古いのも、すみっこに残しておいて。
 
もう開くことがないとしても、お願い。

忘却

2005年4月28日
少しずつあなたの色々を思い出せなくなってくる。
忘れたいんじゃない。
会わないと、接触もたないと、やっぱり思い出せなくなる。
 
どんな目だっけ?どんな笑顔だっけ?
 
今のあなたは、濃い霧の向こうにいる、大きなシルエット。
 
ってことは私は、もうあなたのどこにも存在しないんだろうな

ヴィレッジ

2005年4月27日 映画
悪が全てではない。
 
小学生のときの先生が、
「人生は良いことと悪いことが
 縄目みたいになってる」
と言っていた。
 
そろそろ 悲しくないこと 起こるかな

ターミナル

2005年4月27日 映画
 
私も、人の役にたってみたい。
 
頼まれてするんじゃなくて。
損得ばっか考えるんじゃなくて。

気まぐれ

2005年4月26日 わたし
ここ二日間の雨は気まぐれ
 
私の注意力が足りないのかもしれないけれど
 
傘持ってないのに 降る
天気予報に出てなかったのに 降る
白い靴はいたのに 降る
 
自分の気持ちは 自分のものなはずなのに
 
自分である程度 予測できたり コントロールできたらいいのに
 
雨とおんなじぐらい 気まぐれ
雨とおんなじぐらい さみしい
雨とおんなじぐらい 自分を困らせる
 
雨も自分も嫌だけど
自分が好きにならなきゃ
ひとりぼっちになっちゃうから
きっと そこもおんなじだから
どっちも好きになろうって努力をしてみる

ほんとはね

2005年4月26日 わたし
こんな目したくない
こんなこと言いたいんじゃない
 
だから
だけど
 
どうか   見捨てないで

どんなに

2005年4月25日
どんなに言葉をつくしても
どんなに腕をのばしても
どんなに大きい声で叫んでも
どんなに涙を流しても
どんなに落書きをしてみても
 
大きすぎるのか 小さすぎるのか
自分でも分かっていないのか
 
君への想いは どうしても
納得のいくかたちにならないの

Fall To Pieces

2005年4月22日 音楽
 
あなたのことが好きだから
 
ただ笑っていたい
  泣いていたい

「掌」

2005年4月22日 音楽
人間の欲は限りない
 
ある時点で満足できるはずなのに 
もっともっとって 
求めてしまう
 
しかも とっても不器用に

砂粒

2005年4月21日 破片
指の間からこぼれ落ちてしまう砂を
どうにかして引き止めたかった
 
このまま 全部がなくなってしまうのを
黙ってみているなんて 嫌だった
 
だけど私はバカだから
自分の手で止めようとしてしまったんだ
 
止まるどころか 一瞬の内に全てが消え去った
ドサッという にぶい音を残して

破片

2005年4月21日 破片
それはあまりにも突然の出来事
気づいたら 手中にあったものは たくさんの破片と化していた
必死にかき集める 元に戻そうとする
 
壊れるなんて思っていなかったから
こんなにも必要なものだと思っていなかったから
どうしても戻せない 元の形が思い出せない
  
きっと破片と破片の間にあった
ちいさなちいさなかけらが
広い空間のすみっこに飛んでいってしまったんだ

16歳の合衆国

2005年4月21日 映画
起こってしまったことを元に戻すのは、誰にも出来ない。
悲しさに耐えるには、自分の気持ちに嘘をついて良い方向にいこうとするか、完全に心を閉ざして全てをシャットアウトするしかない。
 
どうすることも、できないの?

思い出の場所。

2005年4月19日
今日は、昼休みと3限が空いていて、
天気も良かったからグラウンドで昼ごはんを食べた。
 
何時間も、一緒に話した場所。
「好き」と言ってくれた場所。
 
二人の思い出の場所。
 
そこで、一人で、ごはんを食べた。

指標

2005年4月19日 STORY
 さみしそうだね。
 そんなところに立っていたら、危ないよ。
 ちょっと手をかしてあげるから、こっちにおいで。
 
 だけどね、ボクが手伝ってあげられるのは、ここまで。
 
 ここから先の道は、自分で探さなきゃいけないんだ。
 

どっち?

2005年4月19日
何回もこっちをふりかえる猫がいた
 
ついてきてほしいの?
 
じゃあついていく
 
そうしたら 泉に着いた
 
泉から 水の精が出てきて
 
「あなたが失くしたのは
 純金のハートですか それともダイヤモンドで出来たハート?
 どっち?」
 
昔聞いたことのある おとぎ話みたいだ
 
「どちらでもありません
 私が失くしたのは 彼の愛です」
 
水の精は
 
「そんなものは落ちてこなかったわ」
 
そう言って 泉の中に戻っていってしまった 

心に住む私

2005年4月18日 わたし
私の心には もう一人の私が住んでいる
 
その子は 自分の感情に素直で あらゆる事に瞬時に対応する
 
好きな人が去りそうなとき 「イカナイデ」と泣く
 
好きな人に誤解されたとき 「チガウノ」と叫ぶ
 
好きな人が出来たとき 「スキダナァ」って嬉しそうにする
 
私には その子の声がはっきりと聞こえる
 
私に「ナンデ イワナイノ」って怒鳴っているのも 聞こえる
 
だけど 私はどうしても 救いの手をのばせない
 
その子が持っているのは 勇気
 
その子が持っていないのは プライド
昨日の夜 眠りにつく前に
 
もし 最後にもう一度だけ会えるとしたら 何を言おう
 
そんなことを考えた
 
言いたいことは ごめんね と ありがとう
 
大きく分けると この二つでした
 
 
「今日が最後だ」って意気込んで
何回もあなたを呼び出してしまった
嫌な顔見せず 会いにきてくれたのに
そのたび やっぱり何も言えなかった
 
伝えたいことは こんなに単純なことなのに
 
やっぱり 一番悪いのは
何も表現できなかった私です
 
迷惑かけて、困らせて、不安にさせて、いやな思いさせて
本当にごめんなさい
 
私はあなたに何もしてあげられなかったけど
私はあなたに会えてよかった
一緒にいたのは短い間だったけど
その間 すごくすごく 幸せだった
 
だから ありがとう

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