その蝶々の羽は いままで見たことのない色でした
けれど どこか懐かしさをも感じさせました
こんな色の羽をもつ生き物がいるんだ
こういう色を表すことが出来るものがいるんだ
そう思いました
その美しさを自覚していないように思える蝶々に
それを教えてあげる役目を担いたかったんです
だけど 今では
私も その真の美しさを理解できてはいない
美しさの裏にひそむものも把握していない
そう思うことしか出来ないのです
それにその美しさはきっと
私だけでなく他の花たちにも 当然美しく感じられるのでしょう
他の花たちにも 彼に美しさを教えられるものがいるでしょう
私はそれにも気づけていませんでした
彼の魅力も 自分の度量も きっと少ししか分かっていません
彼がどんな風に 空を舞うのか
それさえも はっきりと思い出すことは出来なくなってきています
今 分かるのは
私はその蝶々のことが すごく好きだったということ
今でもすごく好きだということ
とてつもなく魅かれていたということ
今でも魅かれているということです
それだけです
わたしは
だだっ広い花畑のはしっこで
影の中 ひっそり咲いている
他の花はどれも綺麗で 輝かしくて
いつも 彼女たちと 彼女たちに群がる蝶々を見てた
ある日 わたしのところにも 蝶々が来てくれた
毎日がすごく楽しくて 次に会えるのが楽しみだった
わたしも 綺麗になれるんだって そう思った
わたしが綺麗になるまで
ずっと そばにいてくれるって信じてしまった
この花畑はとてつもなく広くて
たくさんの綺麗な花が咲いていて
わたしの周りには影があって
蝶々には羽があって
わたしにはそれがなくて
更には根っこに縛られているのにね
なぜか 信じこんでしまったんだ
それで 今も待ってしまうんだ
記憶の中とおんなじ色の羽が わたしの上で舞うのを
だだっ広い花畑のはしっこで
影の中 ひっそり咲いている
他の花はどれも綺麗で 輝かしくて
いつも 彼女たちと 彼女たちに群がる蝶々を見てた
ある日 わたしのところにも 蝶々が来てくれた
毎日がすごく楽しくて 次に会えるのが楽しみだった
わたしも 綺麗になれるんだって そう思った
わたしが綺麗になるまで
ずっと そばにいてくれるって信じてしまった
この花畑はとてつもなく広くて
たくさんの綺麗な花が咲いていて
わたしの周りには影があって
蝶々には羽があって
わたしにはそれがなくて
更には根っこに縛られているのにね
なぜか 信じこんでしまったんだ
それで 今も待ってしまうんだ
記憶の中とおんなじ色の羽が わたしの上で舞うのを
誰かに抱きつきたくてしょうがなくなることが、よくある。
男じゃなくてもいい。きっと女でも大きいぬいぐるみでもいい。
あったかいものに、しがみつきたい。
それで、もしできることなら、抱きしめ返してほしい。
「ここにいるよ」って言って安心させてほしい。
「ここにいるよ」って言わせてほしい。
そうでもしないと、「存在」が、分からない。
今、ここにいること。その意味は?定義は?
あなたは、今、そこにいるの?どこにいるの?
私は、ここにいる?「いる」って言える状態なんだろうか。
男じゃなくてもいい。きっと女でも大きいぬいぐるみでもいい。
あったかいものに、しがみつきたい。
それで、もしできることなら、抱きしめ返してほしい。
「ここにいるよ」って言って安心させてほしい。
「ここにいるよ」って言わせてほしい。
そうでもしないと、「存在」が、分からない。
今、ここにいること。その意味は?定義は?
あなたは、今、そこにいるの?どこにいるの?
私は、ここにいる?「いる」って言える状態なんだろうか。
忘却
2005年4月28日少しずつあなたの色々を思い出せなくなってくる。
忘れたいんじゃない。
会わないと、接触もたないと、やっぱり思い出せなくなる。
どんな目だっけ?どんな笑顔だっけ?
今のあなたは、濃い霧の向こうにいる、大きなシルエット。
ってことは私は、もうあなたのどこにも存在しないんだろうな
忘れたいんじゃない。
会わないと、接触もたないと、やっぱり思い出せなくなる。
どんな目だっけ?どんな笑顔だっけ?
今のあなたは、濃い霧の向こうにいる、大きなシルエット。
ってことは私は、もうあなたのどこにも存在しないんだろうな
ここ二日間の雨は気まぐれ
私の注意力が足りないのかもしれないけれど
傘持ってないのに 降る
天気予報に出てなかったのに 降る
白い靴はいたのに 降る
自分の気持ちは 自分のものなはずなのに
自分である程度 予測できたり コントロールできたらいいのに
雨とおんなじぐらい 気まぐれ
雨とおんなじぐらい さみしい
雨とおんなじぐらい 自分を困らせる
雨も自分も嫌だけど
自分が好きにならなきゃ
ひとりぼっちになっちゃうから
きっと そこもおんなじだから
どっちも好きになろうって努力をしてみる
私の注意力が足りないのかもしれないけれど
傘持ってないのに 降る
天気予報に出てなかったのに 降る
白い靴はいたのに 降る
自分の気持ちは 自分のものなはずなのに
自分である程度 予測できたり コントロールできたらいいのに
雨とおんなじぐらい 気まぐれ
雨とおんなじぐらい さみしい
雨とおんなじぐらい 自分を困らせる
雨も自分も嫌だけど
自分が好きにならなきゃ
ひとりぼっちになっちゃうから
きっと そこもおんなじだから
どっちも好きになろうって努力をしてみる
どんなに言葉をつくしても
どんなに腕をのばしても
どんなに大きい声で叫んでも
どんなに涙を流しても
どんなに落書きをしてみても
大きすぎるのか 小さすぎるのか
自分でも分かっていないのか
君への想いは どうしても
納得のいくかたちにならないの
どんなに腕をのばしても
どんなに大きい声で叫んでも
どんなに涙を流しても
どんなに落書きをしてみても
大きすぎるのか 小さすぎるのか
自分でも分かっていないのか
君への想いは どうしても
納得のいくかたちにならないの
指の間からこぼれ落ちてしまう砂を
どうにかして引き止めたかった
このまま 全部がなくなってしまうのを
黙ってみているなんて 嫌だった
だけど私はバカだから
自分の手で止めようとしてしまったんだ
止まるどころか 一瞬の内に全てが消え去った
ドサッという にぶい音を残して
どうにかして引き止めたかった
このまま 全部がなくなってしまうのを
黙ってみているなんて 嫌だった
だけど私はバカだから
自分の手で止めようとしてしまったんだ
止まるどころか 一瞬の内に全てが消え去った
ドサッという にぶい音を残して
それはあまりにも突然の出来事
気づいたら 手中にあったものは たくさんの破片と化していた
必死にかき集める 元に戻そうとする
壊れるなんて思っていなかったから
こんなにも必要なものだと思っていなかったから
どうしても戻せない 元の形が思い出せない
きっと破片と破片の間にあった
ちいさなちいさなかけらが
広い空間のすみっこに飛んでいってしまったんだ
気づいたら 手中にあったものは たくさんの破片と化していた
必死にかき集める 元に戻そうとする
壊れるなんて思っていなかったから
こんなにも必要なものだと思っていなかったから
どうしても戻せない 元の形が思い出せない
きっと破片と破片の間にあった
ちいさなちいさなかけらが
広い空間のすみっこに飛んでいってしまったんだ
起こってしまったことを元に戻すのは、誰にも出来ない。
悲しさに耐えるには、自分の気持ちに嘘をついて良い方向にいこうとするか、完全に心を閉ざして全てをシャットアウトするしかない。
どうすることも、できないの?
悲しさに耐えるには、自分の気持ちに嘘をついて良い方向にいこうとするか、完全に心を閉ざして全てをシャットアウトするしかない。
どうすることも、できないの?
思い出の場所。
2005年4月19日今日は、昼休みと3限が空いていて、
天気も良かったからグラウンドで昼ごはんを食べた。
何時間も、一緒に話した場所。
「好き」と言ってくれた場所。
二人の思い出の場所。
そこで、一人で、ごはんを食べた。
天気も良かったからグラウンドで昼ごはんを食べた。
何時間も、一緒に話した場所。
「好き」と言ってくれた場所。
二人の思い出の場所。
そこで、一人で、ごはんを食べた。
さみしそうだね。
そんなところに立っていたら、危ないよ。
ちょっと手をかしてあげるから、こっちにおいで。
だけどね、ボクが手伝ってあげられるのは、ここまで。
ここから先の道は、自分で探さなきゃいけないんだ。
そんなところに立っていたら、危ないよ。
ちょっと手をかしてあげるから、こっちにおいで。
だけどね、ボクが手伝ってあげられるのは、ここまで。
ここから先の道は、自分で探さなきゃいけないんだ。
どっち?
2005年4月19日何回もこっちをふりかえる猫がいた
ついてきてほしいの?
じゃあついていく
そうしたら 泉に着いた
泉から 水の精が出てきて
「あなたが失くしたのは
純金のハートですか それともダイヤモンドで出来たハート?
どっち?」
昔聞いたことのある おとぎ話みたいだ
「どちらでもありません
私が失くしたのは 彼の愛です」
水の精は
「そんなものは落ちてこなかったわ」
そう言って 泉の中に戻っていってしまった
ついてきてほしいの?
じゃあついていく
そうしたら 泉に着いた
泉から 水の精が出てきて
「あなたが失くしたのは
純金のハートですか それともダイヤモンドで出来たハート?
どっち?」
昔聞いたことのある おとぎ話みたいだ
「どちらでもありません
私が失くしたのは 彼の愛です」
水の精は
「そんなものは落ちてこなかったわ」
そう言って 泉の中に戻っていってしまった
私の心には もう一人の私が住んでいる
その子は 自分の感情に素直で あらゆる事に瞬時に対応する
好きな人が去りそうなとき 「イカナイデ」と泣く
好きな人に誤解されたとき 「チガウノ」と叫ぶ
好きな人が出来たとき 「スキダナァ」って嬉しそうにする
私には その子の声がはっきりと聞こえる
私に「ナンデ イワナイノ」って怒鳴っているのも 聞こえる
だけど 私はどうしても 救いの手をのばせない
その子が持っているのは 勇気
その子が持っていないのは プライド
その子は 自分の感情に素直で あらゆる事に瞬時に対応する
好きな人が去りそうなとき 「イカナイデ」と泣く
好きな人に誤解されたとき 「チガウノ」と叫ぶ
好きな人が出来たとき 「スキダナァ」って嬉しそうにする
私には その子の声がはっきりと聞こえる
私に「ナンデ イワナイノ」って怒鳴っているのも 聞こえる
だけど 私はどうしても 救いの手をのばせない
その子が持っているのは 勇気
その子が持っていないのは プライド
ごめんね。ありがとう。
2005年4月18日昨日の夜 眠りにつく前に
もし 最後にもう一度だけ会えるとしたら 何を言おう
そんなことを考えた
言いたいことは ごめんね と ありがとう
大きく分けると この二つでした
「今日が最後だ」って意気込んで
何回もあなたを呼び出してしまった
嫌な顔見せず 会いにきてくれたのに
そのたび やっぱり何も言えなかった
伝えたいことは こんなに単純なことなのに
やっぱり 一番悪いのは
何も表現できなかった私です
迷惑かけて、困らせて、不安にさせて、いやな思いさせて
本当にごめんなさい
私はあなたに何もしてあげられなかったけど
私はあなたに会えてよかった
一緒にいたのは短い間だったけど
その間 すごくすごく 幸せだった
だから ありがとう
もし 最後にもう一度だけ会えるとしたら 何を言おう
そんなことを考えた
言いたいことは ごめんね と ありがとう
大きく分けると この二つでした
「今日が最後だ」って意気込んで
何回もあなたを呼び出してしまった
嫌な顔見せず 会いにきてくれたのに
そのたび やっぱり何も言えなかった
伝えたいことは こんなに単純なことなのに
やっぱり 一番悪いのは
何も表現できなかった私です
迷惑かけて、困らせて、不安にさせて、いやな思いさせて
本当にごめんなさい
私はあなたに何もしてあげられなかったけど
私はあなたに会えてよかった
一緒にいたのは短い間だったけど
その間 すごくすごく 幸せだった
だから ありがとう