transparent

2006年1月30日 STORY
割れないシャボン玉を発明したと思ったら、
気づいたら自分がその中にいた。
 
透明だから誰にも気づかれていないと思う。
 
そう思っていたのに。
 
またふと気づいたら、
壁を必死につきやぶろうとする人の姿が見えた。

わがまま

2006年1月22日 STORY
どうしてもこの一言だけ言いたくなった
 
「おやすみ」
 
やっぱりいなくなられるのはいや
 
すきなひとからもらうぶんだけ、
すきなひとに、しあわせをあげたい。
 
 
じぶんにはまだそれだけのちからとつよさがなくて、
すきなひとのちかくにいることも、できないでいる。
 
そのいきかたをちかくでこうていするそんざいでいたいのに。
 
あなたはいま、どうしていますか。
ゆきがふって、あなたがおもいだすのはだれのことだろう。
 

ひとをしあわせにすること。
きもちがともなっていなければいみがない。
それなのにわたしは、こんなところにいるよ。
それをみたら、それをしったら、あなたはどうおもうんだろ。

だから

2005年9月10日 STORY
丸まったハリネズミは
頭をお腹にくっつけて、周りも見ずにつきすすむ。
 
それで思いっきり壁にぶちあたる。
 
だから、ものすごい速さで坂を下ってくんだね。
 
それで底で丸まったまんま泣いてるんだ。
 
丸まって、栗だって勘違いされて気づかれないまま、
ずっとそこにいるんだ。
 
丸まったまんまじゃ上れないのに。
 
 

ちゃんと丸まったこと、真剣に恋したこと、今までなかったんだんね。
 
よかったね。痛みが、分かったじゃない。

忠告

2005年9月4日 STORY
 
 
臆病で、意地っ張りの羊は、
無難な時を手に入れる。



入るなと言われたら
入りたくなる人がいると思う
だけど 私は入らないんだ 何があっても
 
 
だって そこに入りさえしなければ
傷つくことだってない
 
大好きな人の言葉には いつだってちゃんと耳を傾けていたい
  

*******
そこにすばらしい花畑があるのは知っているけれど、
それは巧妙につくられた罠で、どこかに絶対落とし穴がある。
 
それから私を救うために出されるサインを無視してはいけない。
 
大好きな人が間違っている可能性?
そんなのあるわけないよ。とても、とてもまっすぐな人だから。

「猛犬注意」

2005年7月20日 STORY
むかし 通りすがりの人につけられた 首輪の四角いプレート
 
その表に書かれている文字を
知らない 知るはずない
 
水たまりにうつしたって 文字なんか読めない
 
誰か教えてくれないか そう思いながら

今日も 優しいようでそうじゃない人ばかりの道を歩くよ

rainfall

2005年7月9日 STORY
空が、泣いてる。
 
あの子や君、そして僕の代わりに。
 
雲が抱えきれぬほどの悲しみがあるから。
 
心の中でせめぎあう、葛藤の音が聞こえる。 

海星

2005年7月2日 STORY
なれるだろうか 
 
遥か遠くのあの空に輝いている
遠くにいるのに近く感じる
あのこんぺいとうのようなものに
 
いつの日か 僕もなれるだろうか
 

残り香

2005年7月2日 STORY
もういないのに
あの香りを思い出すことはできる
 
「だからどうしたの?」
なんて残酷なこと言わないでね
 
僕にとっては だいじなだいじな宝物なんだ

それだけです

2005年6月18日 STORY
 
ずっと夢を見ていました
 
それはとっても幸せな夢でした
 
それだけです

snow?

2005年6月17日 STORY
舞い散る 言葉の結晶
  
手の体温に触れて
 
溶けていく
 
                「さようなら」

-∞-

2005年5月8日 STORY
「すべてには終わりがあるの?」
 
「いいや、きっと、すべてには永遠に続く力がある。
 少し形が変わっても、根本的なところは変わらない。
 終わってしまったというのは、一つの見方に過ぎないんだよ。
 永遠であってほしいと願えば、それは永遠に存在し得る。
 きっとね。」

指標

2005年4月19日 STORY
 さみしそうだね。
 そんなところに立っていたら、危ないよ。
 ちょっと手をかしてあげるから、こっちにおいで。
 
 だけどね、ボクが手伝ってあげられるのは、ここまで。
 
 ここから先の道は、自分で探さなきゃいけないんだ。
 

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