幸せにできない

2005年8月6日
あの人が言いたかったのは、
 
私を幸せにする力がないということではなくて、
 
むしろ幸せにする力を発揮するほどの魅力を感じないということや、
 
私があの人を幸せにできないということなんだろう。
 
  
時が経つほど、どんな言葉の裏にも
黒くてうすっぺらい闇がひそんでいるんじゃないかって
そう感じてしまうようになってきたの。

ネバーランド

2005年8月6日 映画
 
劇作家ジェームズ・バリが、未亡人シルヴィアとの出会いをきっかけに、名作「ピーター・パン」を書き上げるまでを描く感動作。
 
 
BIG FISHと同じ雰囲気の、ファンタジーの世界。
こんな夢の世界なんてあるわけないとか、
そういうのを信じるのなんて子供だとか現実逃避だとか、
そう言う人もいるけれど。
この映画で言ってるように、信じる事で見えてくるものって、
あると思う。
 
ちなみにジョニー・デップと  
その隣にいるフレディ・ハイモアという男の子は、
今年公開される「チャーリーとチョコレート工場」でも共演するらしい。
原作者のRoald Dahlは「マティルダ」を書いた人。
この二人が出てて、BIG FISHのティム・バートン監督なら、
絶対観たい!
 
 
映画を観たり、音楽を聴いたり、本を読んだりして流す涙には、
きっと感動や感傷以外に1パーセントくらいは違う理由が含まれていて、
だけどその違う理由だけで流すときと違って、なぜだか安心する。
「何度も何度も書き直しては塗り潰して
 あたしは本当の事を何一つ言えなくて
 
 明日にしよう次にまわそう
 
 …
 目も合わせないあたしに
 あなたは笑わなくなったね」

ハローグッバイ

2005年8月5日 音楽
 
「あなたがくれたすてきなこと
 胸にしまってる光と影
 いつかは誰かと言うセイ・ハローグッバイ
 みのらなくても大切なこと」
『空中庭園』も読んだのだけれど、
私が好きだったのはこっちでした。
 
これは短編集なのですが、
まず最初に出てくるのが、転校にまつわる話。
 
というよりも、転校経験がたくさんある彼氏に、
「転校したことないお前には俺の気持ちなんて絶対に理解できない」
って言われることを悲しく思っている女の子が出てくる話。
 
そして、好きな友達が好きなものを、全部好きになる子の話。
音楽とか服の趣味、そして彼氏まで…。
 
ともかくどの話のどの登場人物にも、少しずつ、
「あ、こういうところ、わたしにもあるかも」とか
「友達と似てる」っていうところがあるような感じがした。
 
それも、眼鏡をかけているとかスポーツが出来るとか、
そういうありきたりなことではなくて、
その人の空気だとか、経験の積み重ねによって生まれる特徴のようなものの類似だと思う。
そしてそれは必ずしも「似ていてうらやましい」と思われるようなことばかりではないけれど、
それが堂々とまっすぐ書かれていて、すごいなぁと思った。
ジェニファー・アニストンは、
雑誌のインタビューで、「まだブラッドを愛している」と話したそうで。
彼とアンジェリーナ・ジョリーの色々な噂が雑誌に載ったことに対して
「怒りや戸惑いを感じたり、傷つかなかったとしたら、それはロボットでしょう」と語ったらしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000719-reu-ent
 
平気って言わなきゃいけないような、
何事もなかったかのように過ごさなきゃいけないような、
遠くを見つめたりしないで笑わなきゃいけないような、
 
もうこんなに時が経ったのだから
思い出したり 悲しんだり 後悔したり 泣いたり
もうしちゃいけないような気がして
涙が出ても、それの理由なんて知らないふりをしなきゃって思って。
 
だけどわたしはロボットじゃないから、
こういう部分を多少ひきずっていたっていいんじゃないかって、
そう思った。 

花火☆

2005年8月2日 日常
花火☆
江ノ島の花火大会に行ってきた。
  
大きい花火を間近で見ると迫力が全然違って、
音も光も自分に迫ってくるようだった。 
 
海岸沿いの花火は、風で煙がうまくとんでいく。            
ドラキュラ、フランケンシュタイン、ウルフマン(狼男)、ジキル博士とハイド氏など、古典的な人気モンスターが一同に介したアクション超大作。ドラキュラ伯爵が人間を襲い続けるヨーロッパの町・トランシルバニアで、モンスター・ハンターとして知られるヴァン・ヘルシングがドラキュラ一味との激しい闘いを繰り広げる。

ところどころグロテスクな場面があったけれど、
よく出来た話だなと思った。
フランケンシュタインの人間味がある感じが良かった。
「怪物」なんて、誰が見るかによってみんな成り得るものだもんなぁ。

東京タワー

2005年7月30日 映画
青山のセレクトショップを経営する詩史は夫がいながら、友人の息子で20歳年下の透と付き合っていた。24時間、詩史からの電話を待つ純粋で一途な透。一方、透の親友の耕二は、専業主婦の人妻・喜美子と不倫中。耕二は喜美子と本命の恋人との間を自由に行き来していたが、やがて、ふたつの恋にも終わりがやってくる…。

途中、秋になったところで、イチョウ並木が映った。
まっ黄色の、きれいなイチョウ。
それで胸が苦しくなったのは、きっと気のせいじゃなかった。
 
 
初めて会ったとき、イチョウ並木を通ってお昼を買いに行った。
2人の仲がうまくいかなくなるまで、葉っぱは少し残っていた。
 
あたたかい気候だったとはいえ、
あれがとっても短い期間であったことを思い知らせる。
 
夏になった今、イチョウの木は緑の葉っぱで思いっきり着飾ってる。
これがまた黄色くなって散るころには、私は誰のことを想ってるんだろう。
彼は、誰のことを想うんだろう。
 
 
「見えるわ。ここからも。私、透くんと同じものを見てる。」
「だけど、違う場所にいる。」 
「あなたはあんなに私を仕合せにして下さる力がおありになるのに、
 めったにその力をお使いにならないのね。」
 
『春の雪』を読み終える。
ヒロインの聡子の台詞や振る舞いが美しいと思った。
それに、一人一人の人間の心理描写がすごい。 
敵であった人が味方になったり、その逆があったり。
その人にそんな感情があるなんて!と思うような深層心理があったり。
憎しみが、愛に変わったり(そもそも、この二つは近いけれど)。
 
 歌留多の札の一枚がなくなってさえ、この世界の秩序には、
 何かとりかえしのつかない罅(ひび)が入る。
 とりわけ清顕は、或る秩序の一部の小さな喪失が、
 丁度時計の小さな歯車が欠けたように、秩序全体を動かさない
 靄のうちに閉じ込めてしまうのが怖ろしかった。

That Day

2005年7月28日 音楽
 
ギターの音が心地良い。
 
「あの日 陽の光の中に座って 私は泣いた
 悲しくて、怖くて、小さくて、
 一人ぼっちだった」
Hugh Grantの青い目が大大大好きです。
 
昨日の夜、テスト明け映画第1弾を鑑賞!
最初のオープニングシーンが可愛かったけれど、
1の方がおもしろかったかな??
 
観始めてすぐ、1を観たくなっちゃいました。
ブリジットがまだ成長していない頃の話。
 
ブリジット・ワールドは基本的に変わらず、
のんびり落ち着いて観ることは出来るのですが。
 
イギリス英語が新鮮。
 
特典映像はおもしろい。
コンピューターグラフィックスでつくった街の風景って
あんなにリアルに見えるんだなぁ…。と感心してしまいました。
そして、橋にこっそり描かれたスタッフさんの遊び心。

Tomorrow’s way

2005年7月26日 音楽
 
このハスキーな声。なんかいいなぁ。
 
 
 
「生きることが戦いなら
 勝ち負けも仕方がないこと
 そんな事くらいわかっているよ
 
 泣きだしたい衝撃から
 走り出した明日へと鼓動が騒ぐ
 
 まっすぐに生きてゆきたい
 ただまっすぐに生きていたい
 あの日の少年みたいに」

How are you?

2005年7月23日
「久しぶり」
「元気?」
「うん。元気?」
「元気だよ」
 
初めて学ぶ外国語を話す人たちのような
こんな会話でいいから交わせたら
 
ただすれ違うんじゃなくて
こんな会話でいいから交わしてから
 
それからすれ違えたら
 
だって 前のように目を合わせて
それで言葉を交わせるのなら 元気でいてくれるだけでいい

過去

2005年7月23日
そうなっていくことが悲しい
 
そう表現できることが切ない
 
このまま 消えていってしまうのかな
 
全て 幻想になってしまうのかな
 
というよりも 最初から 幻想だったのでしょうか
 
手の大きさも ぬくもりも あの笑顔でさえも
 
視界をぼやかす涙を なぜ流しているのか 
それすら分からなくなってきてしまった

夏の計画。

2005年7月22日
花火を見にいきたいと思った。
 
わたしが大きな花火大会に行ったのは、一昨年の夏。
花火大会を主な目的にして出かけるのは、
その2回が、生まれてから今までの最初と最後だったと思う。
そのとき付き合っていた人とだった。
そのころは、彼氏がいるというステータスと、
花火デートと海岸歩きデートをすることとかだけを考えていて。
少しずつそういう欲求が満たされていくと、
その人に対して、負の感情しか抱いていない自分に気づいた。
「こういうところがなければ、いいのにな。」とか
「なんで私ばっかり話してるんだろう。」とか
「もっとこうだったらいいのに。」とか
そういうことばっかり思っているのに、
欲求を満たすために、そういう感情に目をつぶっていた。
秋に入ってやっと、その関係に終わりを告げた。
 
去年、わたしはいくつかの花火大会に誘われたけれど、
毎回なんらかの理由を作って、行かなかった。行けなかった。
記憶を塗りつぶしたい気持ちを、罪悪感が必死にかき消した。
それに、逆に嫌な自分が思い出される気がした。
ひどいことをした自分を思い出すのがいやだった。
 
だけど今年、わたしは一つの真面目な恋をした。
相手に対して、真摯な気持ちを貫いた。と、思っている。
たとえそれが相手に対して迷惑なことであったとしても、
こんなわたしには許されないことであったのだとしても、
ルールを破ることはしなかった。本当の気持ちだけを信じた。
 
だから、花火を見に行きたいと思った。行けると思った。

くもりガラス

2005年7月20日 破片
中途半端に見える景色なら要らない。
 
そう思って、真っ黒なカーテンを引いた。
 
あっちの光もこっちの光も、もう反対側に伝わることはない。

「猛犬注意」

2005年7月20日 STORY
むかし 通りすがりの人につけられた 首輪の四角いプレート
 
その表に書かれている文字を
知らない 知るはずない
 
水たまりにうつしたって 文字なんか読めない
 
誰か教えてくれないか そう思いながら

今日も 優しいようでそうじゃない人ばかりの道を歩くよ

視界のすみっこ

2005年7月20日
気まずくならない関係っていいよねって
始まる前に言い合っていたはずなのにね。
 
あれは、わたしに合わせてくれてただけなのかもね。
 
最近わたしは色々「させ」たり、「頼んで」ばかり。
だから…。
 
最初に視線を背けるのはわたしなのに。
逃げるようにいなくなられると、苦しい。

本の世界

2005年7月18日 読書
 
浸りたい。
  
テストが終わったら
読みたい本がたくさんあります。
 
これは、今度映画化されたやつです。
 
 
 
★やまちさん ★正夢。さん
メッセージ追記しました。(7/19)

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