だれかのいとしいひと
2005年8月4日 読書
『空中庭園』も読んだのだけれど、
私が好きだったのはこっちでした。
これは短編集なのですが、
まず最初に出てくるのが、転校にまつわる話。
というよりも、転校経験がたくさんある彼氏に、
「転校したことないお前には俺の気持ちなんて絶対に理解できない」
って言われることを悲しく思っている女の子が出てくる話。
そして、好きな友達が好きなものを、全部好きになる子の話。
音楽とか服の趣味、そして彼氏まで…。
ともかくどの話のどの登場人物にも、少しずつ、
「あ、こういうところ、わたしにもあるかも」とか
「友達と似てる」っていうところがあるような感じがした。
それも、眼鏡をかけているとかスポーツが出来るとか、
そういうありきたりなことではなくて、
その人の空気だとか、経験の積み重ねによって生まれる特徴のようなものの類似だと思う。
そしてそれは必ずしも「似ていてうらやましい」と思われるようなことばかりではないけれど、
それが堂々とまっすぐ書かれていて、すごいなぁと思った。
私が好きだったのはこっちでした。
これは短編集なのですが、
まず最初に出てくるのが、転校にまつわる話。
というよりも、転校経験がたくさんある彼氏に、
「転校したことないお前には俺の気持ちなんて絶対に理解できない」
って言われることを悲しく思っている女の子が出てくる話。
そして、好きな友達が好きなものを、全部好きになる子の話。
音楽とか服の趣味、そして彼氏まで…。
ともかくどの話のどの登場人物にも、少しずつ、
「あ、こういうところ、わたしにもあるかも」とか
「友達と似てる」っていうところがあるような感じがした。
それも、眼鏡をかけているとかスポーツが出来るとか、
そういうありきたりなことではなくて、
その人の空気だとか、経験の積み重ねによって生まれる特徴のようなものの類似だと思う。
そしてそれは必ずしも「似ていてうらやましい」と思われるようなことばかりではないけれど、
それが堂々とまっすぐ書かれていて、すごいなぁと思った。
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