パイロットフィッシュ
2005年8月10日 読書「君がたとえ僕の前からいなくなったとしても
二人で過ごしていた日々の記憶は残る。
その記憶が僕の中にある限り、
僕はその記憶の君から
影響を与え続けられることになる。」
わたしの中には、たしかにあの日々の記憶が残ってる。
今思えばすごく短くて、
傍目から見たらなんでもないって感じるような日々の記憶。
わたしのことを好きになろうとしていたあの人も、
わたしから離れようと考え始めたあの人も、
ぜんぶそのままでわたしの中にある。
それからわたしは影響を受け続けてる。
その力は少しずつ弱くなっていっている気もするけど、
まだ確実にわたしの見るものや触れるものにフィルターがかかる。
それは確かなんだけど、確かなことってそれくらい。
あの人は今、何を見て何を聞いて、どんな思いに包まれてるのかな。
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