ふと 窓から空を見上げると
月が優しく微笑んでいた
わたしの乗る車が
どんなスピードで走っても
赤信号で停まっても
月は相変わらず 同じ場所から
光の手を差し出している
「待ってよ」
そう言っているかのように
ずっと追いかけてきてくれるようだった
そんな風に見えた そんな風に感じた
安心して目を閉じる
深い眠りに落ちる
目を開けると
いつの間にか 目から涙があふれていた
月は 相変わらず 同じ場所にいたけれど
こっちを向いているのか 反対側を向いているのか
わたしにはそれが 分からなくなってしまっていた
「ねぇ。…ずっとそばにいて。
私は、あなたほど綺麗なものを見たことがない。
こんなに心が落ち着いたことは今までなかったの。」
月が優しく微笑んでいた
わたしの乗る車が
どんなスピードで走っても
赤信号で停まっても
月は相変わらず 同じ場所から
光の手を差し出している
「待ってよ」
そう言っているかのように
ずっと追いかけてきてくれるようだった
そんな風に見えた そんな風に感じた
安心して目を閉じる
深い眠りに落ちる
目を開けると
いつの間にか 目から涙があふれていた
月は 相変わらず 同じ場所にいたけれど
こっちを向いているのか 反対側を向いているのか
わたしにはそれが 分からなくなってしまっていた
「ねぇ。…ずっとそばにいて。
私は、あなたほど綺麗なものを見たことがない。
こんなに心が落ち着いたことは今までなかったの。」
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