わすれもの

2005年2月24日 わたし
バイトに向う途中、ぱらぱら雨が降り始めた。
家に戻るのは面倒くさくて、バイト先で傘を借りることにした。
忘れ物の傘が普段からごろごろしてるのを思い出したから。

ビニール傘だけじゃなくて、しっかりしたのもたくさん。

私があえて選んだのは、ちょっと歪んだビニール傘。
ずいぶん長い間ほったらかしにされてたんだろう。開きにくい。
おまけに中にちょっとチョークの粉らしきものが付いてる。

だけど穴は開いてないし、使うことにした。

歪んだもの。脇役。悲しさ。さびしさ。暗いもの。
そういうものに、どうしても惹かれてしまうときがある。
普通の人なら、嫌いそうなもの。
私だって、輝かしいものの方が「良い」とは思うのだけれど。
どうしても、「さみしい病」のときはしょうがないんだ。

自分と似ているって思ってしまうから?
それとも
競争相手がいなくて、手に入りやすいから?

自分がそれらのものを愛するように、
誰かに見つけてほしい、愛してほしいっていう回りくどい願望?

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